日本留学ビザから就労ビザへ変更した経験と実用メモ
中国人が日本で永住や帰化を目指すとき、よく聞くルートは大きく二つあります。
- 「技術・人文知識・国際業務」の在留資格。いわゆる技人国の就労ビザです。
- 「経営・管理」の在留資格。いわゆる経営管理ビザです。
資金に余裕があり、家族も一緒に海外へ移したい人は、経営管理ビザを選ぶことがあります。この方法なら、家族全員で日本へ来る形を作りやすいからです。
ただ、多くの人は就労ビザのルートを選びます。高度人材に該当する人であれば、日本入国から永住取得まで 2〜3 年程度で進められる可能性もあります。
とはいえ、私はこの分野をすべて体系的に理解しているわけではありません。ここでは、自分が知っていることと、実際に経験したことを中心に共有します。参考程度に読んでください。
まず日本へ留学する
技人国の就労ビザを目指す人の中には、まず留学ビザで日本へ入国する人がかなりいます。言語の問題があるため、海外から直接日本の仕事を見つけるのは、やはり簡単ではありません。
もちろん、中国国内で日本語をしっかり学び、直接就労ビザで日本へ来る人もいます。逆に、ほとんど日本語ができないまま就労ビザで来る人もいますが、これはあまりおすすめしません。日本で実際に、1 年後に日本語学校へ移った人、つまり逆に留学ビザへ変更した人や、1 年後に帰国した人を見たことがあります。
日本語学校について
日本留学や進学、日本語学習のための一時的なステップとして日本語学校を選ぶ場合、私も詳しい専門家ではありません。ただ、現時点で確かだと思うことをいくつか書いておきます。もし間違いがあれば、ぜひメールで教えてください。この分野は慎重であるべきで、人を誤った方向へ導いてはいけないと思っています。
- 30 歳未満で本科卒業以上の学歴があるなら、自分で日本語学校へ申請してみてもよいです。在留資格が出た後、数百元程度でエージェントに領事館への提出を頼めば十分な場合があります。日本領事館は個人による直接申請を受け付けていない地域が多いからです。
- 現在、信頼できる正規エージェントの多くは仲介手数料を取りません。日本語学校側から紹介料が出るためです。ただし、そうしたエージェントは顧客も多く、枠も限られています。条件が弱い場合は、あまり積極的に対応されないこともあります。
- どんな名目であれ先に費用を取り、しかもお客さんの望むことばかり言うところは、かなり危ない可能性があります。
30 歳を超えている場合
この場合、私自身の経験と周囲の人を見てきた感覚では、直接就労ビザで来られるなら、そのほうがよいと思います。主な理由は二つあります。
- 30 歳以上で日本語学校へ行く場合、必ずしもよい学校に入りやすいとは限りません。優良校だからといって、必ずしも学習環境がよいとも言い切れません。日本の優良校の評価は、私の推測では卒業後の進路や不法滞在率がかなり関係していると思います。不法滞在者がいない、または少ない学校ほど優良校になりやすいのではないでしょうか。
また、日本語学校は一年三学期制で、授業は一日半日、4 コマ程度です。見た目は一年学ぶように見えても、実際の授業時間はそれほど多くありません。ですから、一年通うより、自宅で 3〜4 か月本気で勉強したほうが身につく部分もあります。 - まったく基礎がない状態で全て日本語の授業を聞いても、実際の効果はあまりよくない場合があります。中国語が分かる日本語教師に教わるほうが効率的なこともあります。
結局、昔から言われるように、良薬は口に苦く、忠言は耳に逆らうものです。
この世界には幸運もありますし、偶然うまくいくこともあります。ただ、大人になった私たちは、「自分だけは例外」という考えを少し減らしたほうがよいと思います。私は最近ますます、確実性の高いこと、一般的に通用することを積み重ねるほうが、結果的に幸運に出会いやすいと感じています。運がいいから小さな確率に賭ける、という順番ではないのです。
留学ビザから就労ビザへ
ここからは、私が留学ビザから就労ビザへ変更したときの経験です。就労ビザの在留期間は最長 5 年で、実際には 1 年、3 年、5 年のいずれかで出ることが多いです。
提出した書類
提出書類は大きく三つに分かれます。
- 雇用企業が用意する書類。
これは会社側が用意するので、本人が細かく心配しすぎる必要はありません。 - 学校が用意する書類。
学校からは、在学証明書、出席証明書、成績証明書、卒業予定証明書などが出されます。内容は入管の要求によって多少変わります。 - 自分で準備する書類。
自分で準備する書類
ここでは自分で準備する部分を中心に書きます。
主に必要だったのは次のような書類です。
- 作成・記入が必要な書類は二つあります。変更許可申請書と履歴書です。
変更許可申請書は、入管が近ければ窓口でもらえます。入管のウェブサイトからもダウンロードできます。PDF と Excel の形式があります。記入するのは 4 枚で、2 枚は本人記入、もう 2 枚は企業記入です。
印刷はコンビニでできます。1 枚 10 円程度です。ただし、コンビニのコピー機は Excel に対応していないことがあるので、Excel を使う場合は事前に PDF に変換しておくと安心です。
履歴書は自分で作成します。厳密に決まった形式はありません。 - 学信網から学歴認証の登録表をダウンロードします。中国語版と英語版があり、中国語版は無料、英語版は 30 元程度です。
- 雇用契約書をコピーします。
- 最近撮影した写真を準備します。サイズは横 3cm x 縦 4cm、白背景です。より詳しい条件は入管サイトの 提出写真の規格 を確認してください。写真もコンビニで印刷でき、4 枚で 250 円程度でした。
- パスポート、卒業証明書、在留カードの原本を持って入管へ行きます。
- 専門分野に関係する資格証明書があれば、一つ二つコピーして提出してもよいと思います。
新しい在留カードを受け取る
初回の書類提出後は、しばらく待つことになります。途中で追加書類を求められることもあります。追加書類は郵送できる場合が多く、必ずしも再度入管へ行く必要はありません。
在留カード交付の通知書が届くまでの期間は人によります。1 か月で届くこともあれば、3 か月ほどかかることもあります。初回提出後 2 週間以内に入管から連絡がなければ、基本的には落ち着いて待ってよい、という話も聞きます。
通知書が届いたら、郵便局で 6,000 円の収入印紙を買います。私が最初にこの記事を書いた時点では 4,000 円でした。その後、日本語学校の卒業証書原本とコピーを持って入管へ行き、新しい在留カードを受け取ります。
現在、外国人の在留手続きの多くはオンラインでも行えるようになっています。手数料も窓口より 500 円安い場合が多く、上で書いた留学ビザから技人国への変更もオンライン申請が可能です。