副業メモ翻訳

広告運用を学ぶことは、お金を本当に効く場所に使うこと

中国語には「お金は刃の部分に使え」という言い方があります。意味は誰でも分かりますが、では実際にどこへどう使えば「刃の部分」になるのかは、意外と分かっていない人が多いように思います。

副業や起業を始めたい人が失敗しやすい、あるいは最初の段階で続かなくなりやすい理由の一つは、お金を投じる方向がずれていることです。今でも多くの人は、広告にお金を使うことに心理的な抵抗があります。

実際の事例

ここ一、二年ほど身近な例を見ていて気づいたのは、小さな事業で実際に収益を出している人は、例外なく適切な広告運用を使っているということです。

  1. 普通の会社で働いていた事務職の人が、プログラミングに転向したケース

    本当に普通の人です。強いて言えば、英語が平均より少し得意だったくらいです。

    • 主な広告プラットフォーム:X(x.com)
    • 年間純利益:30万ドル以上
  2. 10年以上経験のあるベテランプログラマー

    かなり昔ながらのプログラマーで、受託案件は主に PHP。フレームワークやシステムも WordPress、Shopify などの定番が中心です。

    • 主な広告プラットフォーム:Google
    • 年間純利益:20万ドル前後
  3. 流行をうまく拾うタイプの人

    需要が高いテーマを見つけ、その分野の講座を売ります。たとえば海外リモートワークに憧れる人が多ければ海外リモートワーク講座を売り、AI 開発が盛り上がれば各種 AI 開発講座を売る、という形です。

    • 主な広告プラットフォーム:Google
    • 年間純利益:10万ドル以上

    ここで疑問に思う人もいるかもしれません。これらの講座を買うのは中国国内のユーザーなのに、なぜ Google に広告を出すのか。考えてみると、扱っているテーマはどれも「海外」と関係があります。Google 広告のほうがむしろ精度が高く、無駄な問い合わせが少なく、転換率も高くなりやすいのです。

広告運用の実践 SOP

ここでは、今の海外向け展開で比較的相性がよい二つの広告運用方法を紹介します。

Google 広告(Google Ads)の実践 SOP

  1. アカウント準備と認証

    • アカウント開設:ads.google.com にアクセスし、Gmail でログインします。
    • 本人確認:指示に従って身分証明書をアップロードします。注意点として、Google は広告主審査が非常に厳しいため、ランディングページ、つまり自分のサイトに規約違反となる内容がないよう必ず確認してください。
  2. 広告作成の流れ

    1. 種類を選ぶ:必ず「検索広告」(Search Ads)を選びます。初期段階では、派手なディスプレイ広告はおすすめしません。
    2. 核心となる作業:具体的な検索意図を持つキーワードを入力します。
    3. 広告文を書く:15個の見出しを作ります。見出しには設定したキーワードを入れ、広告スコアを上げ、クリック単価を下げやすくします。
    4. 予算の目安:検索広告は競争が激しいため、1日20〜30ドル程度から始めるのが現実的です。最低でも7日間は連続して配信し、途中で止めないことが大切です。

X(旧 Twitter)広告の実践 SOP

  1. 参加条件

    • X Premium に加入する:広告管理画面(Ads Manager)を使い、システムからの信頼を得るための前提です。予算に余裕があるなら Premium+ でもよいと思います。
    • アカウントを整える:アイコンやプロフィール(Bio)で、自分の専門性が伝わるようにします。たとえばソフトウェア開発者なら、それが分かる表現にします。
  2. 投稿とプロモーションの流れ

    1. 役に立つ投稿を出す:質の高い長文スレッドを投稿します。できればストーリー性があり、見た瞬間に広告だと分かるものは避けます。
    2. 広告を有効化する:ads.x.com に入り、新しいキャンペーンを作成します。
    3. ターゲティングを設定する:
      • キーワードターゲティング:Software Engineering、Optimization などのキーワードを入力します。
      • 類似アカウントターゲティング:同じ分野の大きなアカウントをフォローしているユーザーを狙います。
    4. 予算の目安:まずは1日5〜10ドルから始めます。いいねやリポストなどの反応率がよければ、追加で投じます。

まとめとおすすめの進め方

個人開発者や個人ブランドサイトであれば、次のように段階を踏むのがよいと思います。

段階プラットフォーム目的アクション予算の目安
第一段階X(Twitter)素材検証とフォロワー獲得技術系のストーリー投稿を出し、1日5ドルのエンゲージメント広告を回す月160〜200ドル前後(会員費込み)
第二段階個人サイト流入の蓄積X から個人ブランドサイトへ誘導するドメイン、サーバーなどの費用
第三段階Google Ads精度の高い転換明確な検索ニーズを持つユーザーにキーワード広告で接触する月600ドル以上

最初は週単位で効果を見ます。成果のよいキーワードは予算を増やし、反応のよい投稿は関連シリーズを続けて出し、さらに広告をかけます。成果が悪いものは早めに切ります。

最初の1〜3か月は純粋な投資期間だと考えておいたほうがよいです。そうしないと、すぐに諦めやすくなります。後から収入が出てきたら、その一部を広告に回します。

つまり、初期投資は最初に計画しておき、後期の広告費は収入の中から出す。そうすれば心理的な負担が小さくなり、事業を続けやすくなります。