日本で働く・暮らす翻訳

日本で自分の髪を切るようになった

子どものころ、周りの男の子の多くはかなり短い丸刈りでした。私の地元では、そういう髪型を「板寸」とも呼んでいました。私はその髪型がとても嫌いで、強く抵抗していました。

そのため当時は、だいたい10センチくらいの長さを保っていました。中学に入ってからは少し長めの髪が好きになり、社会人になるまで、だいたいそのようなスタイルを続けていました。

実は学生時代、中学でも大学でも、ときどき不思議な流行がありました。男子の集団が突然みんな丸刈りにするのです。

中学のころは、髪が少し長くなった男子たちに対して、学校が身だしなみを厳しく取り締まったことがきっかけになる場合が多かったです。それに抗議するように、男子たちは逆に極端な丸刈りにしました。なかなか賢いやり方です。厳しく取り締まった先生たちは腹が立ったでしょうが、簡単には何もできなかったはずです。多くのことは同じ教訓を教えてくれます。何事も限界まで追い込まないほうがいい。追い込みすぎると、結局自分にも得になりません。

長髪をやめたころ

私はいつから長めの髪をやめたのでしょうか。

成人する前、学校の異常に高圧的な管理の影響で神経衰弱のようになり、夜眠れないことがよくありました。

大人になってからは、まもなく徹夜することが増えました。学生時代はネットカフェ、社会人になってからは仕事そのもの、あるいは自分のアイデアや夢を実現しようとする作業でした。時間が経つにつれて、髪は油っぽくなりやすく、フケも気になるようになりました。その後は、三、四センチほどの短めの段差のある髪型にして、長髪を好まなくなりました。短い髪のほうが清潔に見え、手入れも楽で、年齢を重ねるほど元気に見えます。

その後、新型コロナの流行が始まり、急に散髪へ行く場所を探すのが面倒になりました。そこで散髪道具を買い、自宅で髪を切り始めました。子どものころ嫌いだった丸刈りが、今では普通の髪型になりました。意外なことに、今はかなり気に入っています。最近では、髪が少し伸びただけで頭に負担が乗っているように感じます。時間は本当に人を変えるものです。

日本の散髪事情

ここから本題です。かなり前から、日本へ働きに来た地元の人たちが、日本の散髪について話しているのを聞いたことがありました。

実際に日本へ来てみると、散髪事情は中国とは少し違うと感じました。日本では、髪に関するお店は大きく二種類に分かれます。理容室と美容室です。

多くの理容室は予約が必要で、普通にカットするだけでも安くはありません。最近では、だいたい2,000円以上するのではないでしょうか。

もちろん、中国にもあるようなクイックカットの店もあります。シャンプーなしで、10分以内に必ず終わるタイプです。ただ、日本の最低賃金水準を考えると、それでも通常1,300〜1,500円くらいかかります。サービス自体は悪くありませんが、仕上がりは普通です。あまり期待しすぎないほうがよいです。なぜ分かるのかは聞かないでください。私はまさにこのタイプにだけお金を使う人です。

自分で髪を切り始める

そこで私は思い切って散髪道具に投資しました。合計で2万円以上使い、今では毎回自分で髪を切っています。今のところ、まだ元は取れていません。

「自分で髪なんて切れるのか」と思う人もいるかもしれません。

はい、普通の髪型であれば、一般の人が自分でうまく切るのはほぼ不可能だと思います。でも丸刈りなら、かなり簡単です。よいバリカンを買えば、多くの人が何とかできます。

「自分で髪を切るために、そこまでお金を使う価値はない」と思う人もいるでしょう。

それも確かです。仮に一回の散髪が2,000円だとしても、元を取るには十数回は切る必要があります。二、三か月に一度しか髪を切らない人なら、何年もかかります。

ですから、これは人によります。なぜ私がこの道を選んだのかは、上に長々と書いた理由でだいたい分かると思います。

もっと安い道具を買うこともできます。ただ、いくつか考えておきたい点があります。

心理的なハードルを越える

もしあなたも丸刈りはかっこ悪い、古くさい、人前に出にくいと思っているなら、日本に来た後はそれほど問題ではありません。

考えてみてください。日本で最も人気があり、尊重されているスポーツは何でしょうか。

野球です。短い髪型を、野球部らしい髪型だと思えばよいのです。そう考えると、心理的なハードルは一瞬で消えます。

この話題はここまでにします。ここまで読んでくれたなら、日本に来た後の散髪問題について、少しイメージできたのではないかと思います。