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日本の学校の水泳授業から、自分が泳げるようになった頃を思い出す

日本の小学校や中学校には、サッカー場やバスケットボールコートがないことはあっても、プールはかなりの確率であるように感じます。そして毎年、一定期間の水泳授業があります。うちの子どもも一年ほど水泳を習いましたが、まだ泳げるようにはなっていません。少しやきもきしてしまいます。また学校の水泳の時期になり、ふと、自分たちが水と一緒に過ごしていた子どもの頃を思い出しました。

私が小さかった頃は、夏になると、子どもたちはほとんど毎日のように川に入っていました。私たちの地域では、ほとんどの人が10歳になる前に泳げるようになっていたと思います。

泳ぎを早く覚えるには、やはり順番と方法があります。最初からクロールを習おうとすると、習得に時間がかかるうえに、水を飲んだりむせたりしやすくなります。なぜかというと、理由はとても単純です。泳ぎを覚えることも、ほかのことを学ぶのと同じで、そこには過程があります。過程を飛ばして、いきなり完成形だけをまねようとすれば、当然苦しくなります。

泳ぎを覚えた流れ

私たちの頃は、泳ぎをきちんと教えてくれる人はほとんどいませんでした。多くの子どもは、自分で試しながら覚えていきました。ある意味、本能に近い形で泳ぎを身につけたのだと思います。だいたい次のような流れでした。

  1. 平泳ぎに近い泳ぎを覚える

    当時は「平泳ぎ」という呼び方はしていませんでしたが、足の動きが少し違う以外は、今の平泳ぎにかなり近い形でした。平泳ぎは覚えやすい泳ぎです。心理的な怖ささえ乗り越えれば、半日ほどでできるようになることもあります。頭の半分が水に沈んだ状態になるので、人は本能的に浮力を使いながらバランスの取り方を見つけやすいのだと思います。

  2. 犬かき

    平泳ぎのような泳ぎを数日続けると、だんだん物足りなくなります。自分もほかの人のように、もっと自由に泳ぎたいと思うようになります。すると自然に犬かきのような泳ぎを始めます。この時期は少し大変です。毎回、力いっぱい手足を動かして進まなければならないからです。

  3. クロールの練習

    犬かきをしばらく続けていると、腕に力がついてきます。そうすると、いつの間にかクロールのような泳ぎができるようになります。ただ、最初は短い距離しか泳げません。さらに数日練習すると、だいたい20メートルくらいの範囲なら、かなり自由に、なめらかに泳げるようになります。

  4. 背泳ぎ

    クロールが楽にできるようになると、その後は背泳ぎも自然にできるようになります。最後には、何もしなくても水面に仰向けで浮かんでいられるようになります。そうなると、小さな子どもでも、クロール、背泳ぎ、浮くことを組み合わせて、100メートルから200メートルくらい泳ぐのはそれほど難しくありませんでした。

  5. 飛び込みや潜水で遊ぶ

    水の中で自由に動けるようになると、だんだん大胆になっていきます。最初は船から川に飛び込み、そのうち高い橋の上から飛び込む子も出てきます。川底まで潜って泳ぐこともありました。水深2メートル近くまで潜るのは簡単ではありませんが、何年も遊んでいるうちに、できる子も少なくありませんでした。

泳ぎを忘れることと、なかなか泳げるようにならない理由

人間はやはり陸の上で生活するものです。子どもの頃に泳げたとしても、長い間泳がなければ、その感覚は忘れてしまいます。たとえば三年から五年ほど一度も泳いでいなければ、クロールはほとんどできなくなっているかもしれません。だから、昔泳げたからといって、一生泳げると思い込まないほうがいいです。この点を覚えておくことは大切です。いざという場面で、自分の力を見誤りにくくなるからです。

ただし、一度きちんと泳げるようになった人は、たとえ忘れていても、取り戻すのは比較的早いです。だいたい二、三日泳げば、感覚が戻ってくることが多いと思います。

今は高い授業料を払って水泳を習う人も少なくありません。それでも、あまり上達しなかったり、なかなか泳げるようにならなかったりすることがあります。主な理由は三つあると思います。